ここからはSEOライティングにおける、基礎知識について解説していきます。
この記事は
・ライティングは何から始めればいいかわからない。
・ライティングが苦手で作業が進まない。
・ライティングが思うよにかけない。
実際の記事執筆までに必ずご確認ください。
と思っている方にオススメです。
今回のレクチャーではライティングの基礎である構成と自分が良く使うステップをお伝えします。
主に記事執筆を行うには、大きく分けて3つのステップがあります。
- 企画
- アウトライン
- 下書き
それぞれの進め方や作成方法のコツを解説していきます。
目次
SEOライティング〜企画〜
まずはSEOライティング「企画編」です。企画はコンテンツ制作にあたり、超重要です。この企画次第で、アウトラインや結論が変わってきますのでここをマスターできるようになりましょう。
https://manabulife.org/skillshare/blogーseo/
キーワード(KW)選定
まずはキーワード選定です。
SEOについて多少理解したところで、重要になるのがキーワード選定です。
キーワード選定は、SEOで上位を目指すためにどんな内容で書くかを決めるとても重要な役割があります。
キーワードの種類を大きく3種類に分けています。
- ビッグキーワード(親KW)
- ロングテールキーワード(孫記事、小記事)
- 本/比較/まとめ系キーワード
例として「フリーランス 仕事」のキーワードを見ていきましょう。
本来、ビッグキーワードは単一(1つの単語で成り立つキーワード:「フリーランス」とか)を指すことが多いです。しかし、2KWで成り立つキーワードを「ビッグキーワード」と呼んでいます。
市場的に「フリーランス」などの単一キーワードで上位表示を狙うのではなく、ロングテールで確実に上位表示獲得を狙い、最終的に単一キーワードで上位を獲得できたら結果オーライといった考えです。
そもそも「検索ボリューム」とは、このキーワードが検索されている月間の回数を表しています。ボリュームの大きいキーワードほど一般的に上位表示が難しく、少なければ少ないほど上位表示しやすいです。
基本的に検索ボリュームがないキーワードを書いてもしょうがないので、そちらを選定します。
その後、類似キーワードを執筆いただくことで、書きやすさなど効率を重視しているためです。
キーワード -関連語-
「関連語」とは、Googleで検索したときに、表示されるこちらになります。
この関連語は非常に重要です。網羅的なコンテンツを作成する際には、関連語を参考にして記事を制作する必要があります。
関連後の洗い出し方は、非常に簡単です。「関連キーワード検索ツール」を利用します。
検索キーワードを入力します。
その後表示された中に、「Googleサジェスト」と記載されている内容がありますので、「Googleサジェスト」を選択して、企画シートの関連後に貼り付けで完了です。
検索ボリュームを調べる必要もありますので、右上にある「全キーワードコピー(重複除去)」というボタンをクリックします。クリックしただけでコピーされているので、キーワードプランナーを使って検索ボリュームを調べます。
これで関連語の調査は完了です。
関連語が調査できたら、その関連語の中で必ず網羅して解説すべき項目を考えておきましょう。
競合調査
そもそも競合調査とは、検索結果上位に表示されているコンテンツを調査することです。ではなぜ、競合調査をする必要があるのでしょうか?
競合調査をする理由としてはずばり「検索意図を理解するため」です。前述の通りSEOは「検索意図に最も的確に答えた記事が上位に表示される」というアルゴリズムがあります。そのため、検索意図をいかに理解するかは企画を作る上で、非常に重要なポイントとなります。
検索1位の記事はその名の通り1位なわけで、Googleに認められて『このコンテンツは一番ユーザーの悩みを解決してくれそうだ!』と評価されているわけなんですね。
この分析をすることで、上位にきている記事の特徴がわかるので、その特徴に沿った記事構成を考えることもできるし、検索意図などで抜けてる視点を見つけられます。
競合調査の方法は至って簡単で、キーワードを検索するだけです。
検索結果からどんな記事が上位に表示されているのか?を考え、読み取るのが競合調査の目的になります。
上位表示記事を真似するのとは違いますので注意してください。上位表示の記事(ファクト)から検索意図を探るように意識して下さい。
簡易ペルソナ
競合調査を行ったら次に簡易的なペルソナを考えます。検索意図を読み取るためには、その検索している人がどんな人なのか?を想定する必要があります。
そもそもペルソナとは、マーケティングにおける架空のユーザー像・人物モデルという意味です。そのKWで検索する人がどんな人なのかを想定し記事を作成します。
このペルソナがあるのか、ないのかでコンテンツの質は大きく変わってくるんですね。ペルソナがないと、誰に向けたコンテンツなのかわからなくなってしまう上に、コンテンツの内容や書き方がブレてしまうんですね。
例えば、「フリーランス とは」で検索する人は、
- これからフリーランスになろうか検討している人
- 今後のキャリアをどうしようか悩んでいる人
- フリーランスを目指している人
など、検索結果からペルソナを考えることができますよね。上記のように実際にコンテンツを作成する場合は、簡易的なペルソナ作成を怠らないようにしましょう。
検索意図の洗い出し方と目的
キーワード選定、関連語、競合調査、簡易的ペルソナ作成が終わったら、一番重要である検索意図を調査していきます。ここまでである程度、検索意図はわかってきているでしょう。しかし、それを更に確実なものにしていくために、また、隠れた検索意図を知るために、調査します。
検索意図を洗い出す目的としては、ユーザーの検索意図を読み取り、読み手が抱えている問題や知りたいことを解決し、願望を叶えるためです。
つまり、「ほかに隠れているユーザーの悩みはないか?」「ユーザーが求めている答えはほかにないか?」「悩みを解決し叶えたい願望はなにか?」を洗い出すためなんですね。
一般的にロングテールになればなるほど検索意図は明確になります。
例えば、「Mac 中古 買取 渋谷」というキーワードであれば、「Macの中古の買取を渋谷でやっている店舗はどこにあるのか?」という検索意図で間違いないはずです。
しかし、先程の「フリーランス とは」では、
- フリーランスについて知りたい
- 意味や定義を知りたい
- 何をしている人なのか知りたい
- フリーランスの職業を知りたい
- 自営業との違いを知りたい
といったように、幅広い検索意図が垣間見えます。
検索意図の効率的な洗い出し方は2つ。
現在同じキーワードで上位に表示されている記事の中身を読むこと
Yahoo知恵袋で検索する
というものです。Yahoo知恵袋で検索したところ以下のような検索結果がでました。
関連キーワードではわからなかった検索意図がわかってきますよね。非常に有効な手段ですのでぜひ行ってみてください!
仮タイトル
仮タイトルの作成はこのSEO対策においてとても重要であり、検索ランキングに大きく関わってきます。良いタイトルを作れると、CTR(クリック率:表示されたうち何回クリックされたか)が高くなり、コンテンツを多くの人に読まれるからですね。
ではどのようにタイトルを作成すればよいのでしょうか?
基本的に「SEO的に有効なタイトル」はすでに一般的にある程度、定義されているんですね。下記の3点を原則的に守っていることです。
- 狙っているキーワードが必ず入っていること
- キーワードが左詰めになっていること
- 28〜32文字以内に収まっていること
- 左から右に読んで「自然な文章」であること
です。良いタイトルの付け方は非常に奥深く、それだけで1つの本が出されるレベルの話なので、割愛します。しかし、タイトルを作成する上で、下記の記事はマストで読んでおいてください。良いタイトルの付け方を具体的に解説した記事となっています。また、読んでそれを実行してみてください。
https://bazubu.com/the-method-of-creating-titles-31667.html
また、タイトル内で同じキーワードを2回使用するのは避けましょう。読みにくくなるのと32文字以内に収めるのに対して、同じワードを2回入れるのは非常にもったいないからです。
SEOライティング!〜アウトライン〜
企画の次はアウトラインに移ります。企画がどんなにできても、アウトラインができなければコンテンツを作成できないと思ってください。また、アウトラインがない状態でコンテンツを作ることは絶対にありえません。
なぜならコンテンツの内容がブレてしまい、結論何を言いたい記事なのか、わからなくなってしまうからなんですね。なので、こちらのアウトラインも熟読してマスターできるようになりましょう。
アウトラインとは
そもそもアウトラインとは簡単に言うと、「記事の目次」のことです。目次が整理されていると、読者やGoogleにどんな記事なのか、ひと目で伝わります。本を購入する際も、目次をみて購入する本を選びませんか?
つまりアウトラインの流れを意識することで、目次から記事の内容がわかるので読みやすい記事になるということです。
また、本は購入した本を精読する人が多いのではないでしょうか?しかし、Web上のコンテンツは自分が思っている以上に読まれないことが多いんですね。むしろほとんどの人は「コンテンツの細部まで目を通して読み切っているわけではない。」ということを覚えておいてください。
検索した際の悩みを解決できればいいわけで、記事を全部読む必要はないからです。上記の内容を頭に入れて、いかにユーザーに伝わりやすく読みやすいアウトラインの作成をするか、考えながらアウトラインを作りましょう。
アウトラインの書き方
では具体的にアウトラインの書き方について解説していきます。アウトラインの書き方はざっくりいうと、
- 検索意図を満たす「見出し」を網羅的に洗い出す
- 構造化する
- MECEに分ける
- 付加価値を与える
- キーワードを盛り込む
- 日本語を正しく使い、読みやすくする
この5つです。
検索意図を満たす「見出し」を網羅的に洗い出す
先ほど、「検索意図の洗い出し方と目的」で説明した際の「検索意図」を網羅的に洗い出しましょう。関連キーワードツールや競合調査、Yahoo知恵袋などを利用し、とにかく網羅的に洗い出すことが大切です。
企画の段階で丁寧に検索意図の洗い出しができていれば、それを参考にすればよいので、再度確認をしていきながら進めていけるとよいでしょう。検索意図を網羅的に洗い出すことができたら、次はそれらを構造化していきます。
構造化する
構造化とは
構造化とは、「全体の構成がわかり、欲しい情報の場所もすぐに発見できる。小見出しの下の本文には、箇条書きも駆使され、情報が自然と目に飛び込んでくる。」記事の構成にすることです。
サイトの文章は「読むためのものではなく、チェックするためのもの」と言われています。すべてを読みたい人にも、大まかな理解だけで十分な人にも、また必要な情報だけが欲しい人にも親切なのが、「大→細」の構造化されていることが大事になります。
下記の画像が「構造化について」わかりやすく解説してあるので、こちらをご確認ください。画像の内容をわかりやすく丁寧に以下の記事で解説されていますので、マストでご確認ください。
> Webライティングで誰でも簡単に読みやすい文章を書く為の3つのコツ
構造化の例
ざっと「フリーランス」の検索キーワードで構造化をすると下記のようになります。
## フリーランスとは
## フリーランスと個人事業主、正社員の違い
L### フリーランスと個人事業主の違い
L### フリーランスと正社員の違い
## フリーランスの代表的な職種と仕事内容
L### ライター
L### デザイナー
L### カメラマン
L### イラストレーター
L### 編集者
L### エンジニア
L### プログラマー(SE)
## フリーランス◯つのメリット
L### 場所・時間問わず自由
L### 収入アップの可能性
L### 仕事を取捨選択できる
## フリーランス◯つのデメリット
L### 仕事や収入が不安定
L### 社会的信用が低くなる
L### 有給休暇などが無い
## フリーランスになる上での◯つの注意点
L### 経理・税金の申告が必須
L### ローン・賃貸契約の審査が通りにくい可能性がある
L### 自己管理が難しくなる
## フリーランスになる前にやっておくべき◯つのこと
L### 1.人脈づくりをしておく
L### 2.高額ローンやクレジットは予め用意しておく
L### 3.仕事ができる環境を作っておくこと
L### 4.身近なフリーランスの人の意見を聞いておくこと
L### 5.スキルアップする時間を作ること
## フリーランスで必要な申請手続き
L### 健康保険
L### 国民年金
L### 開業届
L### 青色申告承認申請書
L## 確定申告におすすめのツール
L### Free
L### 弥生会計
## フリーランスにおすすめのエージェントサービス「フリーランスのミカタ」
L### フリーランスのミカタ3つの特徴
L#### hogehogehoge
L#### hogehogehoge
L#### hogehogehoge
## まとめ
MECEに分ける
そもそも「MECE(ミーシー)」とは、「Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive」の略で、「モレなく、ダブりなく」という意味です。
SEOではユーザーの課題に対して解決策の提示、その後のアクションに対する提案を行うことがミッションです。そこでの解決策を考えるときに、課題が大きくて複雑であればあるほど、それを論理的に小さく、よりシンプルな形に分ける必要があります。そうして分けた小さな要素ごとに、構造化してコンテンツ化していきます。
「MECE」については下記の記事で詳しく解説してありますので、必読をお願いいたします。
>「MECE(ミーシー)」とは何か、5つのフレームワークの基本を学ぶ
> MECE(ミーシー)とは?ロジカルシンキングとフレームワークの基本を理解しよう
独自性・付加価値を与える
独自性や付加価値はSEO対策においてとても大事です。検索上位の記事と全く同じコンテンツを作ったとしたらその記事が検索結果上位に表示されません。
なぜなら、現在の記事でまかなえてしまうからですね。そのコンテンツの必要性がないということです。
つまり、他の記事にはない独自性や付加価値をつける必要があります。
例えば、
- 書籍系
- 切り口を「初級・中級・上級」で分けて紹介する
- 一次情報を乗せる
- 体験記事
- フリーランス1年目で収入〇〇%増!その秘訣とは?
- 絶対に損する!フリーランスを経験してわかった◯つの注意点は?
- ほかにはない網羅的なコンテンツを作成する
- 動画を撮影して乗せる
- オリジナル画像を作成する
など、やり方は様々ですので、コンテンツを作成する際にどんな独自性や付加価値が付けられるか考えて作成していきましょう。
キーワードを盛り込む
SEO対策においてはキーワードを最低限盛り込む必要があります。ユーザーにとって読みにくくならないよう適切にキーワードを盛り込んでいきましょう。
理想の比率としてはコンテンツの文字量の中で5%程度にまとめられるとベストです。また、見出しには必ずキーワードを盛り込んでください。
見出しはユーザーが一番読んでくれる内容です。日本語として違和感がないようにキーワードを盛り込んでいくのがコツです。
あまりにもキーワードが入ってなさすぎると、SEO対策ができず検索上位に表示させるのは困難。ただし、キーワードを盛り込みすぎても読みにくくてはユーザーファーストになりません。適切なキーワードをコンテンツ全体に配置することを意識しましょう。
日本語を正しく使い、読みやすくする
SEO対策を行う上で日本語を正しく使って、読みやすくしましょう。SEO対策を行いキーワードを追加すると、日本語がおかしくなったり読みにくくなったりします。
SEO対策において一番重要になるのは、ユーザーファーストなコンテンツであるかです。ユーザーにとって読みやすく悩みが解決でき、願望を叶えられる記事になっているかを意識したコンテンツ作りを行いましょう。
SEOライティング〜下書き〜
ではいよいよ記事の中身の話になります。これまでの過程は全て、この「下書き」を書くために行ってきました。下書きは、大まかなに下記のパーツで構成されています。
- 序文
- 本文
- まとめ
序文
序文は記事の中で一番重要かつ難しいです。序文がイケてないと記事が読まれず離脱されてしまい、ページの評価も落ちてしまいます。ではどのように序文を作成すればよいのか、ポイントを見ていきましょう。
序文のポイントをまとめると、
- 序文は読者の悩みに共感することが重要
- その解決方法があることを具体的に伝え、相手に興味を持ってもらう
- この記事を読めば、どうなるのかを明確にすることで、より読んでもらえる記事になる
序文とは、本文に入る前の文章のことです。実際の記事だと下記の画像の部分になります。
序文は記事の一番最初に読まれるいわば記事の顔です。どんな内容の記事が書いてあるのか、簡単に読者に紹介する部分になります。ここをいかに魅力的にするかによって、本文が読まれるかどうかが大きく変わってくるんですね。
序文の目的
序文の目的は、本文を読む上での期待感をもたせることです。この期待感とは、自分の問題を解決してくれるといった期待です。
あなたが何かを調べているとき、色々な記事を確認したりしますよね。その際に目的にあった記事なのかを判断してから読み始めていませんか?そして、その目的に合うか、合わないかはどこで判断していますか?
そう、タイトルや一番最初の文章、序文で判断するのが多いはずです。自分の問題を解決してくれそうな記事であると判断できるような序文は、本文を読みんでみようという記事分になりますよね。
「この記事は自分のためのものだ」
「この記事は目的とはちょっと違うな」
「この記事なんか読みにくく難しそうだな」
そんな感じであなたも無意識の中で、どの記事を読むかを精査しているはず。つまり、上記のように「自分のための記事」という期待を高めることで、本文を読んでもらえる可能性がぐんと上がるのです。
序文のポイント
序文のポイントとしては、
- 「発見」のある「ヒキ」を創る
- 読者の「共感」を得る心の声を入れる
- 読者の気持ちに「傾聴」する
- この記事の結論や内容を簡単に紹介する
上記4つを意識して序文を作ってみましょう。常に、読者はなぜこの記事に訪れたのか?読者は何を求めているのか?読者になんていったらこの先を読みたいと思うネタバレ的な要素を作れるのか?を意識して書いてみてください。
本文
本文の書式は必ずガイドラインを守って書くようにしてください。例えば「ですます調で書くのか」「改行の頻度やルールはどうなっているのか」「数字や記号は半角か全角か」などが該当します。
文体とは
ここでいう文体とは「筆者の個性的特色が見られる、文章のスタイル」のことを指します。
- 個性があるメディア
イケダハヤト
ジュンイチのデジマブログ
などの個人が運営するブログなど - 個性がないメディア
NHK
Wikipedia
日経新聞電子版
個性があるメディアでは筆者の「主観的主張」が述べられています。対して、個性がないメディアでは、筆者の主観は一切入らず、「客観的事実に基づいた文章」が淡々と述べられています。
それぞれメリット、デメリットが存在し、個性がある方は、「読んでいて面白い」とか「ファンになりやすい」などのメリットがある反面、「それはお前の意見だろ」と一蹴される可能性も高いです。
逆に、個性がない方は、「読んでいてもつまらない」「読みにくい」「ファンになりにくい」などのデメリットがあります。あくまでも客観的なデータや文献に基づく事実を書くわけですから「納得感」や「検索して知りたかった答えが見つけられた感」を与えられます。
どちらが良い悪いではなく、どちらもインターネットにあるべきメディアやブログであると個人的には思っています。あくまでも事業の戦略的に考えると、個人の主観が入ったオウンドメディアではなく、客観的事実を元に読者のためになる記事を書く「個性がない文体」を目指すべきが理想ですね。
なぜ個性がある文体を目指すのか
まず企業のオウンドメディアであるため、個人的感想を書くメディアではないというのが大きな点です。しかし、ただ事実を並べているメディアになってしまうと、メディア自体の面白みにかけてしまいます。
なので個人ブロガーである自分は「筆者の個性は極限まで削ぎ落とし、客観的事実を淡々とわかりやすく解説しながらも、ほんのわずかに個人的な熱量が感じられる文章スタイル」を目指すわけです。
文字量
記事全体の文字量
見出しに対する文字量
といった2つの概念が存在します。
記事全体の文字量
もちろん少なからず前後してしまうのは仕方ないですが、できる限り想定文字数内で収めるようにして下さい。余りにも文字数が想定と乖離している際は、修正した方がいいでしょう。
各見出しに対する文字量
アウトラインで作成した「h2##」や「h3###」などの各見出し(ヘッダー)に対する文字量の事を指します。
これは「記事全体の文字数」を考慮して、適切な文字数にする必要があります。おおよそ1つの見出しに対しては、「200〜600文字以内」で収めてください。
例えば、見出しが9つある場合「400文字」書いた場合は、「3600文字」その他に、見出しとまとめで「合計4000〜4500文字」で収まります。
検索ワードに沿った見出しの数と見出し内の文字量、序文、まとめを考慮して最初に想定文字数を出すようにしてください。
読まれる文章を書く方法
基本的には作成したアウトラインの見出しを掘り下げて解説していくイメージです。アウトラインを作成した段階で、見出しが明確になっており、書く内容がわかっていれば難しい作業ではありません。
しかし、当然読まれる記事と読まれない記事には差があります。前提として検索意図に答えているか?抜け漏れがないアウトラインになっているか?などはありますが、これらの条件が満たされていたとしても、肝心の中身がお粗末だと読まれません。
この3つを揃えるために、下記のポイントをおさえていく必要があります。
- 読みやすい文章
- 理解できる文章
- 信頼できる文章
一つずつ解説していきますね。
読みやすい文章
文章の読みやすさとは、見た目だけの問題ではありません。文章の印象や言葉選びも重要になってきます。
漢字とひらがなを使い分ける
文章に漢字が多すぎると読みづらくなり、堅苦しい印象になってしまいます。読者がストレスなく読めるよう、適度にひらがなが多い文章を書いてください。
悪い例
限られた人生の中で、このような機会が何度も訪れない事は十分わかって居ます。その為、同窓会と言った地元の友達が集まる時に告白する計画が有ります。
良い例
限られた人生のなかで、このような機会が何度も訪れないことは十分わかっています。そのため、同窓会といった地元の友達が集まるときに告白する計画があります。
言葉使いは「自然体」で、「ですます調」で書く
教科書のようなかしこまった文章は読みづらく、何より不自然です。 普段使っている言葉を使用してそのまま自然な形で文章にしてみてください。 とても自然な記事に仕上がります。
<硬い文章の書き換え例>
「○○と言えるのだろう。」→「○○と言えますね。」
「であるからして、」→「なので、」「そのため、」
「である。」→「です。」
普段の会話で自然に相手に質問を投げかけるように、質問形式で問を投げかけてみるのも良いでしょう。
<質問形式の例>
「○○ですよね?」
「○○ではありませんか?」
ただし多用すると読みづらくなり逆効果になってしまいます。特に読者の興味を引きたいところや、一呼吸置きたいところで使ってください。
「○○ですよね!」「○○できるんです!」など「!」も強調に効果的ですが、使いすぎると「うるさい」「押しつけがましい」という印象を持つ読者も多いです。多用せず、本当に強調したいところだけにつけてください。
理解できる文章
読みやすい文章にしても、内容が理解できないと記事としての価値も下がってしまいますね。初心者向けの記事として、どのような文章が理解しやすいのかも考えたライティングをしていきましょう。
専門用語の解説を入れよう
プログラミングの世界では、オブジェクトや関数など、専門的な用語が数多くあります。
これらを多用しすぎると、初心者にはハードルの高い記事になってしまいますね。
しかし、専門用語を一切使わずに解説する必要はありません。使わなすぎると、用語の意味が伝わらず、逆に不親切になってしまうこともあります。
その分、専門用語の解説をちょっとだけでも入れるようにしましょう。
<かっこ書きで入れる例>
見出しはh1(一番大きい見出し)などのタグを使うことで実装できます。
<一文追加して入れる例>
見出しはh1などのタグを使うことで実装できます。
h1とは、一番大きい見出しのことです。
しっかりと文章を締める
記事の最後もそうですが、各見出しの終わりにも注意が必要です。各見出しにおいての結論を述べることで、その項目のポイントを明確にし、よりわかりやすい記事にすることができます。
<各見出しでの締めの文章の例>
(プログラミングを学ぶと、どのようなことができるのかについての解説)
つまり、プログラミングを学ぶことで、多くの仕事を得ることができるのです。
また、最後に記事のまとめは必ず書いてください。その記事のポイントをまとめることで、より記事の質を高めることに繋がります。何より、 文章の終わりが中途半端だと、読み終わったすっきり感がなくなってしまいます。
信頼できる文章
せっかく記事で学んでも、信頼できない情報は実用的ではないですね。かつ、メディアとしての価値を大きく下げることにも繋がります。
適切な情報であることをアピールして、記事の価値を高めていきましょう。
文章の「逃げ」は多用しない
・○○だと思います。
・○○だと言われています。
という言い回しが多いと、書いてる人も自信無いのか…と説得力に欠けてしまいます。
自分で調べた内容に自信を持って、言い切りましょう!
参考になる文章を引用する
引用の利用は、読者からの信頼を得るために有効な手段となります。
記事の信憑性や質を高めるために、信頼の高い情報元サイト(国や政府、公共機関)から法律やデータ、数値を引用したりしましょう。
他にもInstagramやTwitterは、実際につぶやいている人がいるのでリアル感があり、画像などがついていればより信頼感が高まります。
ただし、使用したツイートが削除された場合などは記事内の表示が崩れます。見つけたら他のツイートに差し替えるか削除するなどの対応が必要です。
<引用のルール>
・引用の割合は文字数で記事全体の20%まで。20%を超える引用はNGです。
・1記事に引用元タグは3箇所まで
<引用元として認められるサイト>
・国や政府、公共機関のサイト
・ニュースサイトの情報
・間違いなさそうな個人ブログ
・間違いなさそうなInstagramやTwitterの投稿
※ネイバーまとめとか、どう考えてもチープな情報はNGです
内部リンクを入れる
内部リンクとは、外部サイトへのリンクではなく自社サイト内の記事をリンクすることです。
内部リンクを入れる重要性は以下のとおりです。
<ユーザー側>
知りたい情報をわかりやすくキャッチアップできる
興味関心が広がる
<SEOとして>
クローラーが巡回をしやすくなる
ページ同士の関連度が高くなり評価が上がる
ユーザーの滞在時間が長くなる
「被リンク」として外部リンクと同様の効果がある
上記のように内部リンクを入れることは、ユーザーにとってもSEOとしても重要な効果をもたらします。
文字の装飾をする
解説文章の中で、ユーザーにとって重要となるポイント・情報には「太文字」装飾をおこないましょう。
太文字装飾をいれる重要性は以下のとおりです。
<ユーザー側>
情報を読むより、情報を見に行くユーザーが多いことから視覚的に重要なメッセージを伝えることができる
視覚的にわかりやすく内容がわかれば、前後の記事の解説文の読了率も上がる
<SEOとして>
検索エンジンに文字の強調が伝わる
強調によってコンテンツがわかりやすくなる
上記のように太文字装飾を入れることは、ユーザーにとってもSEOとしても重要な効果をもたらします。
まとめ
まとめが重要な理由
なぜまとめで最後を締めるのか?それは、読者に
- この記事を読んで良かった
- 面白かった
- とてもタメになった
- と感じてもらうためです。
この「この記事は面白かった」「役に立った」などと思ってもらうことが何よりも重要で、そう思った読者は「このブログの記事面白い」と更にブログ内の別の記事に移ります。
別の記事を読んでもらうことで滞在時間を伸ばすことになります。
ユーザーの滞在時間が伸びると、Googleからの評価が上がり検索順位の上昇に繋がります。
まとめの具体的な書き方
まとめを書く際には、以下のポイントを意識しましょう。
- 記事の要点を箇条書きにする
- 記事全体の感想を書く
- 記事本文の補足
書いた記事の中で最も伝えたかったことを箇条書きにして、最後におさらいしてあげると親切ですね。
筆者の思いや補足も必要であれば記載しましょう。
まとめの例
この記事では、インスタグラムでフォロワー数の多いアカウントをジャンル別に紹介しつつ、平均フォロワー数や質の高いフォロワーの増やし方を解説しました。
収入や集客といった目的を実現するには、あなたの求めるユーザーがフォロワーになるかが重要です。
そんな質の高いフォロワーが増やせるよう、今回紹介した下記5つのSTEPを実際にやってみてください。
STEP1:理想のフォロワー像を明確にする
STEP2:プロフィール欄を整える
STEP3:きれいな写真・画像を投稿する
STEP4:投稿画像に統一感を出す
STEP5:ストーリーは3日に1回、通常投稿は1日1回投稿する
順にやっていけば、着実に質の高いフォロワーを増やすことができるでしょう。
この記事を読んで、あなたのインスタグラムライフが充実するきっかけになったら嬉しいです。
この構成を意識して、まとめを書いていけば読者の「面白い」「またみよう」という気持ちをつかめると思います。
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